Vol.04「繁殖会議」で組まれた 原種アフガン F1 のペア。
Plaza を終えたあと、静かに続いていく命の物語。
2026年4月26日、PRIMAL PLAZA Vol.04「Memento Mori, Carpe Diem」本編2日目。── その日の「繁殖会議」の場で、レプレプさんの判断のもとに組まれたのが、原種アフガン F1 の テルース × アリストテレス のペアでした。
ペアリングがスタートした直後、── その場に居合わせた誰もが息をのむような速さで、二匹の交尾はすぐに始まり、すぐに終わりました。「25年以上やってきても、はじめて見たかもしれない」と、レプレプさんが言葉を漏らすほどに。
Plaza の会場でひとまずの節目を迎えたペアは、そのあと、いつもの場所へと戻り、それぞれの静かな日々に入っていきます。── このページでは、Plaza を終えたあとに続く、二匹の物語を綴っていきます。
レプレプさんが繁殖した原種アフガン(Eublepharis macularius afghanicus)のF1オス。原種アフガンの体色とプロポーションをまっすぐに保持し、テルースと同世代の組み合わせとして、原種ラインを次世代へ繋ぐためのペアに選ばれました。
同じくレプレプさん繁殖の原種アフガン F1個体(メス)。原種ならではの体色とプロポーションを保持し、原種アフガンの系統を次世代へ繋ぐためのキー個体として位置づけられています。── 詳細スペックは PRIMAL PLAZA 繁殖シミュレーター内のプロフィールを参照。
ペアリングから約一ヶ月。── テルースは、Plaza でのあの一瞬を、ゆっくりと身体のなかで育てていました。5月から6月にかけて、二度にわたる産卵が確認されました。
ペアリングから約 32日目、2つの卵の産卵を確認。── そのまま孵卵器へ移し、静かに温度と湿度を管理していきました。
この 5/28 の2つの卵は、残念ながら 孵化には至りませんでした。── 原種アフガン F1 の初産クラッチとしての難しさを、そのままの重みで受け止めながら、次の記録へと繋いでいきます。
1回目から約 20日後、ふたたび 2つの卵の産卵を確認。── そして今回は、2つの卵ともに順調な経過をたどっています。前回の学びを踏まえながら、いま静かに、温度と湿度、そして日々のわずかな変化を見守っています。
孵化予定日は、原種アフガンの平均的な孵卵期間(およそ 55〜75日)を参考にしながら、8月中旬〜9月初旬あたりを見立てています。名づけの日が来るまで、ゆっくりと時間を重ねていきます。
レオパードゲッコー科の卵には、TSD(Temperature-Dependent Sex Determination / 温度依存性決定) と呼ばれる仕組みがあります。── 孵卵温度によって、生まれてくる子のオス/メスの比率が決まっていく、というものです。
Vol.04 の繁殖会議で、レプレプさんが現場での目安として教えてくださったのは、── 30℃以下にしておけばほぼメスに、31℃に設定するとおよそ3割がオスになる、という数字でした。「メスが多すぎても困るし、高すぎると他の卵の孵化率が落ちる。だいたい3割でちょうどいいかな、くらいの感覚です」。日々の運用のなかで蓄積された、地に足のついた目安です。
「メスが多すぎても困るし、高すぎると他の卵の孵化率が落ちる。
だいたい3割でちょうどいいかな、くらいの感覚です。」 — レプレプ / Vol.04 繁殖会議より
今回の テルース × アリストテレス の卵についても、この目安を軸にしながら温度設定を組み立てています。── どちらの性別で生まれてきても、原種アフガンの系譜を静かに未来へ繋いでいく、大切な一クラッチです。
Vol.04 に参加してくださった 西内さんから、After Party のあとにこんな言葉が届きました。
「新たな生命への命名も緊張しますが、いいのが降りてくることを祈っておいてください(笑)
ペアリングの結果も気長に楽しみにしております!」 — 西内さん / After Party Report より
── その一言に、私たちも、ゆっくりと背中を押されるような気持ちで、日々の見守りを続けています。
孵化のご報告、そして無事に生まれてきてくれた場合の名づけの記録も、このページに追記していく予定です。── どうぞ、気長にお待ちいただければ幸いです。
── Vol.04 本編2日目 「Carpe Diem」 の繁殖会議・繁殖実践の詳細は、こちらの本編レポートに収録されています。
Memento Mori × Carpe Diem Event Report / Day 02 →
── もう一組のペアリング「もみじ × プロ(G-project)」の記録は、こちら。
Pairing Notes 02 / Momiji × Pro →
Plaza のあとにも、命は静かに続いていく。
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